荒居農園の田んぼが「新嘗祭」の皇室献上米に選ばれ、最初は田んぼ選びから始まりました。
4月下旬
どの田んぼでも良いのですが、家から近い田んぼを選び、「新嘗祭」用のお米作りとしました。

「新嘗祭」って?!

新嘗祭(にいなめさい)は宮中祭祀のひとつ。大祭。また、祝祭日の一つ。収穫祭にあたるもので、11月23日に、天皇五穀の新穀を天神地祇(てんじんちぎ)に進め、また、自らもこれを食して、その年の収穫に感謝する。宮中三殿の近くにある神嘉殿にて執り行われるそうです。

5月中旬
いつも通り、種から苗を作り。約20日間ビニールハウスの中でたくさんの日光を浴びて育った苗は、田んぼへと運ばれ、田植え機で植えていきます。プカプカと苗が浮いてしまっては、ここでおしまいになってしまうので、しっかりと、水で練った土へさしていきます。
8月上旬
出穂とお米の開花時期となりました。担当の方が出来具合の様子を見にいらして、安堵の様子だったような〜気がします。まだ稲刈まで気が抜けません。
8月下旬
待ちに待った稲刈です。これまで何事もなくすくすくと育ってくれて、お米もたくさん取れそうです。慎重に刈らなければ。
出来上がったお米の検査です。
係りに人が来て基準にあったお米を一粒一粒見ていきます。(こんな丁寧にになくてもと思うぐらいです)
基準に通ったものが白い袋に入れられます。封を縛ってしまえばあとは奉納まで開けられることはありません。
完成形です。これで皇居まで運ばれます。何かあってはいけないので、運ばれるまで厳重管理となります。
いよいよ、皇居に収める日がやってきました。お米が出来上がって一安心だったのですが、これから天皇にお会いするとなると緊張が高鳴ります。(こんな時は時間が長く感じます;)
各県から、お米だけでなく、粟など・・・穀物が集められる為、選ばれた方々の行列です。
お清め場所です。
ここで、心身のお清めを行い奉納へと向かい、一人一人お話となります。
奉納直前の屏風の前で記念撮影です。
まだ、奉納までは時間があるの緊張気味です。
さあ、ここからが本番の奉納です。ここからの撮影はNGとなるためご了承ください。
奉納が終わりやっと一息つけたところ、お疲れ様でした。お米は、もちろん天皇もあ召し上がりになられるとか。